だいず(大豆)は、たんぱく質を豊富に含んでいる食品です。動脈硬化などが気になる方には、肉よりも脂質が少ない、低エネルギーのたんぱく源になる食品です。
大豆の脂質は、リノール酸という不飽和脂肪酸で酸化されやすいことがあげられますが、ビタミンEやサポニンなどで酸化を防いでくれますので、大丈夫と言えます。さらにこれらの栄養素は、高脂結晶の予防にも有効とされています。
サポニンは、肝障害の原因となる体内過酸化脂質ができるのを防いでくれ、体脂肪を減らすことにも一役買っています。
大豆には、レシチンも含まれています。
レシチンは、中性脂肪やコレステロールを減らす役割があり、記憶力や学習能力を高めるのにも一役買っています。
また、レシチンは、高血圧や動脈硬化、痴呆症などにならないために役立つ栄養素でもあると言われています。
大豆の代表的な食べ方は、五目豆や呉汁などが有名ですね。
手羽先などを一緒に入れた中国風の煮付けなどに使ったり、サラダにしてさっぱり食べるのもいいですね。
大豆は皮が破れないように、軽く水で洗ってから戻すようにします。5倍程度の水に8時間程度浸しておきます。豆の種類によってしわができることがありますが、そのまま漬けておくときれいになります。
戻した水は捨てずにそのまま使いましょう。そのまま強火にかけて、煮立ったら弱火で煮ます。
吹き上がってきたら差し水をして、アクをとりながら煮ます。
戻した水には豆の持つ天然色素が溶け出しています。これは、新しい豆ほどよく水に溶け出しますので、その色素が溶け出した「つけ水」は捨てずにそのまま利用するのです。最終的には調理過程で溶け出したこの色素が豆に戻って、ほどよく色づきを与えてくれます。
大豆は形が整っているものを選ぶようにします。
あとは、粒が揃っていて、色ツヤが良いものを選べば良いでしょう。