しそのいい香りは、しそ油という精油成分から生まれます。
αリノレン酸と必須脂肪酸が含まれていて、ガンやアレルギーにならないための健康維持に役立つとされているようです。
さらに、しそには、動脈硬化を防ぐ働きがあると言われています。これは、しそに含まれるβカロチンの効果です。しそに含まれるβカロチンは、野菜の中でもかなり多く含まれいて、その効果はガンの予防などにも及びます。
香り成分のペリルアルデヒドには、強力な防腐作用があって、食中毒を防いでくれます。
しその種類で、緑色の青じそと、紫色の赤じそがありますが、青じそのほうがビタミンなどの栄養素含有量が多く、薬用としては、赤じそのほうが有効です。
青じその葉は、一般に「大葉」と呼ばれることが多いです。
その葉を刻んでサラダに入れたり、千切りして塩でもんだり大根を加えたり、刻んでから水にさらしたものをご飯に混ぜてしそご飯にすると、たくさん食べられていいです。
しそは、細かく切るほどしその香りの成分が引き出されると言われています。
せんぎりにする時は、太い葉脈を取り除いて何枚かを重ねて、緩やかに巻いて切ると、切りやすいです。
できるだけ早く使い切ってしまうのが基本ですが、冷蔵庫で保存するときは、湿らせたキッチンペーパーなどにくるんで密閉容器などに入れておくと、4~5日は保存可能です。
しそは、色が鮮やかで変色していないもの、葉先までピンとしているもの、しそ独特の香りが強いもの、などを選びましょう。
大きくなりすぎたものは、味も香りもあまり良くありませんので、注意しましょう。