キャベツには、ビタミンCが多く含まれています。
緑色の濃い部分が一番ビタミンCを含んでいます。その次が芯の周囲に多く含まれます。
大きめの葉1枚で1日の必要量の70%を取ることが出来ると言われています。
また、血液を凝固させたり、骨を強くして骨粗鬆症を防ぐ作用があるとされている、ビタミンKを含みます。
キャベジンと呼ばれるビタミンUが、胃・十二指腸潰瘍にならないための健康維持に役立つされています。
ビタミンK・Uは通風の発作の予防にも効果があると言われています。
キャベツは、硫黄・塩素などのミネラルも含んでおり、胃腸内で消化・吸収を助け、消化不良によるむかつきなどを防いでくれます。
キャベツのカルシウムは他の野菜と違って吸収されやすいのが特長です。
キャベツは食物繊維が多いと言われていますが、100g中に1~2gと、意外と少ないようです。食物繊維を摂るなら、ひじきや豆類で摂取したほうが効率的ですね。
生で、サラダやもみ付けにして食べましょう。
ゆでるなら、さっとゆでて和え物でいただく。
その他、ポトフ・ロールキャベツなど、じっくり煮込むことによって、甘味をを引き出す調理方法もあります。
キャベツの持ち味、ビタミンK・Uは水溶性で、長時間水にさらすと栄養が溶け出してしまいます。
これを防ぐには、切らずに大きな葉のままにしておくと、損失を少なく出来ます。
キャベツは、芯から腐り始めるので、芯をを切り抜き、水で湿らせた紙を詰めて保存しておくと、長持ちします。
残しておく場合は、包丁で切らずに外側から一枚づつはがすようにしましょう。
新キャベツ(春キャベツ)は、ふっくらとした巻きで、弾力があって頭がとがっていないものを選びます。
冬キャベツは、ツヤがあって外葉が濃い緑色をしたもの、ずっしり重みがあって巻きがかたいもの、芯の切り口が新しいものを選ぶとよいでしょう。