ししとうがらしには、ピーマンよりもビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCには、からだの免疫機能を高めて、疲労回復の効果がありますから、夏バテ対策にはピッタリですね。
カロチンも多く含まれていて、皮膚や粘膜を正常に保つ効果があり、消化器系や呼吸器系の抵抗力を高める健康維持に役立つと言われています。
ししとうがらしは、セロリと一緒にすりこぎなどでついたあとに、しぼった汁を飲むと高血圧に効果を発揮すると言われています。
また、レタスと一緒に煎じたものを飲むと、整腸効果があるとされています。
ししとうがらしは、辛みが少ないため、そのまま素焼き、素揚げでもおいしくいただけます。
旬の頃には、煮物や炒め物でしっかりと、ししとうがらしの栄養素を摂取しましょう。
さっとゆでて、納豆の薬味にしてもいいですね。
じゃこなどと一緒に甘く煮付けてもおいしいですよ。
ししとうがらしは、そのまま加熱すると、中の空気が膨張して破裂します。
やけどの原因になりますから、爪楊枝などで突いてから加熱しましょう。
ビタミンCは加熱時間が長いと、流れ出てしまいますので注意が必要です。
ししとうがらしは、ぬかみそ漬けにしたり、湯がいておけば保存が利きます。
10度くらいの冷暗所で保存します。
しかし、夏は早く食べきった方が良いのは、言うまでもありません。
ししとうがらしは、緑色が濃く、小さめのものが良いでしょう。
皮にハリがあって、やわらかいもの、ツヤがあってにおいが強いもの、切り口が新鮮なものを選ぶようにします。
ヘタが黒ずんでいるものは避けましょう。