みつばの香りの成分は、クリプトテーネンとミツバエンというものです。これは、神経を静めてストレスや不眠症を解消したり、食欲増進の効果があるようです。
元来、みつばは香りを楽しむ野菜で、あまりたくさん食べるものではありません。
緑の濃い糸みつばは、ビタミンAが豊富に含まれており、目や皮膚の粘膜を保護します。そして、視力低下や肌のトラブルに有効です。鎮静効果があるので、不眠症やイライラの解消に良いようです。
そして、みつばは鉄分が多いので、ヘモグロビンが増え、貧血も改善されると言われています。
また、肝臓で出来た胆汁を腸に送る力を増強しますので、肝臓にも良い食品ですね。
お吸い物やお味噌汁やどんぶりに使うのが普通になっていますが、どうしてもそれだけだと余ってしまいがちです。
そういう時は、みつばのお浸しにしたり、お浸しだと食べにくい方には、大根の千切りとあわせて鰹節をふりドレッシングをかけて食べたりします。
その他、卵とじや卵焼きなどに入れたりすると、みつばの栄養成分が逃げなくなり効率良く、栄養成分を摂取できます。
また、焼肉などと一緒に焼いて食べてもいいですね。
みつばは加熱しすぎると、せっかくの香りが落ちてしまいます。そして歯ざわりも損なわれてしまいます。ですので、汁物などに入れるときは、火を止めてから入れるようにします。
また、みつばは日持ちしないので、使いきれる分だけ購入しましょう。
野生のみつばはアクが強いので、必ずアク抜きをしてから料理に使うようにしましょう。
みつばは乾燥すると香りがなくなってしまいます。保存する時は保存袋などに入れて霧吹きなどで水分を与えるようにします。
空気に触れないようにすることが大事です。
みつばはの良いところは香りです。
香りが強くて、緑色がきれいなものを選びます。
そして、みずみずしく、茎の部分が変色していないものを選ぶようにしましょう。