アスパラガスは、アミノ酸の一種、アスパラギン酸という、うま味成分を含んでいます。
この成分は、新陳代謝を促し、タンパク質合成を高める働きをし、疲労回復や滋養強壮に役立ってくれます。
アスパラガスに含まれるカロチンは、病気に対する抵抗力を高めて、感染症などから守ってくれます。
穂先には、ルチンが含まれ、血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化にならないための健康維持に役立ちます。
また、ルチンには利尿効果もあります。
アスパラガスの良いところは、カロチン、ビタミンC・Eをあわせて摂ることができる点です。
これは、抗腫瘍効果を期待できます。
そして、赤血球を作るために必要な葉酸を含んでいるため、貧血などにも有効です。
糖質の食品(パン、白米、砂糖)などを多く摂る人は、ビタミンB1が消費されてしまいます。
ビタミンB1を多く含むアスパラガスを積極的に食べましょう。
アスパラガスは、フライ、ポタージュ、ソテーなどにすると風味が生きておいしいです。
和風に焼きびたしなどもいいですね。
注意として、ビタミンの損失を少なくするためには、ゆでるより焼いた方が効果的です。
アスパラガスは、収穫して時間が経つと硬くなります。
ですので、生での保存には向きません。
硬めにゆでて、保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
使う時は、凍ったまま調理すればOKです。
アスパラガスは、穂先がしっかりしまっていて、茎がしっかりしていて、まっすぐなものを選ぶようにします。
また、色が鮮やかなもの、太いもの、切り口が乾燥していないものを選びます。
繊維が見えて、乾いて白っぽくなっているものは避けるようにします。
なお、ホワイトアスパラは、乳白色で中太のものえお選ぶようにします。