ホタテの貝柱は、たんぱく質が高く、エネルギーが低い食品です。
脂質や炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB2を持っていますから、ダイエットやカロリー制限などの時のたんぱく質の摂取にピッタリの食品と言えます。
他には、タウリンを多く含んでいます。
タウリンは、コレステロールの低下や血圧を正常に保つ働きがあります。
大根を皮ごとすりおろし、貝柱でとったスープを混ぜたものを常用すると効果があります。
また、ホタテの貝柱を干したものは、乾貝(かんぺい)といって、中国料理の高級素材の一つでもあります。
生のものより旨みも栄養素も凝縮されています。
薬効にも優れています。
ホタテは、新鮮なら刺身で食べるのが一番いいですね。
調理をするときは、なるべく手を加えず、シンプルなもの、ソテーや貝焼きなどにすると、素材の旨みが出るでしょう。
ホタテは腸内に毒素を持つことがあるそうです。
貝柱とヒモ以外は食べないように注意しましょう。
ホタテを殻つきで調理する時は、貝むきを片側の殻の内側に沿って差し込んで、貝柱を外し殻を開くと良いです。
むき身にする時は、殻を開いた後、貝柱と残りの殻との間に貝むきを入れて、殻から身を外しておきます。
それから、塩水ですすいで、貝柱からヒモ、ワタ、卵巣を外します。
天ぷらやフライにする時は、横に2~3枚に切り、衣を薄めに付けて、高温の油でさっと揚げます。
加熱のし過ぎは、硬くなる原因になります。注意しましょう。
ホタテは、殻つきなら、口をちょっと開いて触ると、すぐに閉じるものを選びます。
むき身なら、透明感があって、弾力があるものがいいでしょう。
こんもりとしていて、引き締まっているものを選びましょう。
干したものは、澄んだべっこう色のものを選ぶといいですよ。