羊の肉は成長度合いで名称が変わります。子羊をラム、成長した羊をマトンといいます。
羊肉はビタミンB2や鉄分が豊富に含まれています。
牛肉や豚肉と同様、気力を増す、血液を増やす、からだを丈夫にするなどの働きがあります。
からだを温める作用もあって、胃腸を温め、腹痛や下痢に効果があるとされています。
羊肉はやわらかいので消化がよく、必須アミノ酸が揃っていて、良質のたんぱく質が含まれています。
ミネラル・バランスもよく、健康食品や美容食として注目されてきています。
ダイエットなどに良いとされている理由の一つには、羊肉(ラム肉)の脂肪は、融点が44度と他の食肉より高いために体温で溶けず、食べても体内に吸収されにくいことがあげられます。魚肉並の低コレステロールの食材と言えます。
コレステロールを減らす飽和脂肪酸は、他の種類の肉よりも多く含まれています。
タレにつけた羊肉をキャベツ、たまねぎ、もやしなどと一緒に焼きながら食べるジンギスカンは、日本の羊肉の代表料理ですね。
骨付きのローストもいけますし、角切り肉を串焼きにするシシカバブも知られるようになってきましたね。
普通に、フライにして食べたり、シチューに入れてもいいですね。
ラムに比べてマトンはクセがありますよね。
そのため、濃い目の味付けにしたり、香味野菜を使って、臭みおさえます。
羊肉の脂肪は、融点が低いため冷めるとすぐに固まってしまいます。
さらに、においもきつくなりますから、調理をしたら熱いうちに食べましょう。
ラップにくるんで、密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存します。
市販されているものは、熟成されているので、2~3日で食べきるようにします。
冷凍すれば、長期の保存も可能ですね。
ラムは淡紅色、マトンは鮮赤色が良いものとされています。いずれにしても色が鮮やかで、ツヤがあるものが良いですね。また、適度に締まっていること。
脂肪に関しては、真っ白いものが良いです。肉のキメが細かいものを選びましょう。
レバーはツヤと張りのある新鮮なものを選びましょう。