そばは、たんぱく質や食物繊維が豊富に含まれていて、アミノ酸もバランスよく含まれている栄養価の高い食品と言えます。また、そばに含まれるでんぷんは非常に消化が良いのが特徴でもあります。
そばは、ルチンというビタミンPの一種を含んでいて、これは、毛細血管を丈夫にする働きがあると言われています。ですので、高血圧や脳卒中などの予防になるとされています。
ビタミンB1は、糖質の代謝を高めてくれ、疲労回復に有効とされています。胃腸を強くする効果もあると言われ、便秘や下痢にも有効とされています。
やけどや熱を持った打ち身などがある場合は、そば粉をぬるま湯で溶いたものを湿布すると、下熱効果が得られ、痛みが和らぎます。
また、かぶれなどには、そば粉100gとミョウバン10gを水で練って、患部に湿布すると言う方法もあります。
そばは、麺以外の食べ方もいろいろあります。
そばまんじゅう、そばぼうろ、そばがきなどが考えられます。
そば粉を小麦粉と混ぜて、クッキーにしたり、蕎麦粉を少し硬めに練って、焼いて食べても良いですね。
そばを食べた後に、そば湯を飲む習慣がありますが、そばのビタミンPは水溶性なので、この栄養素を残さず摂取する意味もあるのです。
また、タップリとこれを摂取するには、そば粉100%の生そばが効果的です。
そばの保存は、生麺やゆで麺は冷蔵庫で保存、乾麺は乾燥剤を入れて密閉容器で保存すると良いですよ。
生麺やゆで麺は日付の新しいものを選ぶのが基本です。
また、そば粉の割合が多いほど薬効が高いですので、つなぎに使われる小麦粉ややまのいも(やまいも)の割合は、薬効を考えて選ぶようにします。
そば湯というは、そばを茹で上げた時のお湯のことです。
このそば湯には、そば打ちに使われるうち粉が溶け込んでいたり、そばを茄でた時にそばから抜け落ちてしまう栄養分が十分に含まれているので、そば湯を飲むことは、つゆを薄める用途だけではなく、栄養分を補う意味もあるのです。