びわは、果実の90%が水分で、ビタミンB群、りんご酸、クエン酸などを含み、カゼで咳が止まらないときや、熱があって喉が渇くときに生の実を食べると効果があると言われています。
カロチンの含有量は、くだものの中では多いほうです。
2個食べれば、1日の必要量の1/5が摂取できます。
ビタミンCも含んでいて、ビタミンAとの相乗効果で、肌のお手入れにも有効です。
咳が出てつらい時は、砂糖を加えて煮詰めたものを飲むと、咳が和らぎます。
葉を陰干しして、細かくしたものを煎じて飲むと、疲労回復や食欲増進、利尿に効果があると言われています。
葉っぱを入浴剤にすると、皮膚などのトラブルに有効です。
種を煎じて飲むと、健胃、鎮痛の効果もあるとされています。
生食がほとんどオーソドックスな食べ方ですね。
その他、ジャム、ゼリー、ようかん、缶詰などに加工します。
びわは、皮をむいてしばらくすると、変色します。
これは、タンニンと酸化酵素を含んでいるからです。
皮をむいたり、切ったりした後は、すぐに水につけると変色を防ぐことができます。
果肉がやわらかく、すごくいたみやすいため、まったく保存には向きません。
すぐに食べましょう。
実に弾力があるもの、色が鮮やかなもの、表面に白い毛が生えているものを選びましょう。
皮にツヤがあるものもいいでしょう。
当然ですが、黒くなってきているものやキズがあるものは避けましょう。